大正初期から昭和52年までの60年も浅草で安来節が上演され、最盛期には浅草
に安来節劇場が三館もあったと聞いております。
初代大和家八千代三姉妹が初めて浅草で公演して全国に発信し、安来節の大ブー
ムを作りました。当時宴会などで割り箸やタバコを鼻に刺し、どじょう掬い踊る人が多
かったようです。
安来節は島根県の保存会と浅草とありますが、島根県で活躍していた人が浅草に
広めました。浅草流の特徴は、お客様を楽しく笑わせる事を重視した踊りで、保存会
の審査を重視した踊りに分かれているように思われます。
私自身若いころから寄席が好きで今でも毎月行きますが、寄席の舞台で上演すればお客様に喜んでいただけると思っております。
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